誤った二分法(false dilemma) [編集]
A「君は僕の事を「嫌いではない」と言ったじゃないか。それなら、好きって事だろう」
Aの発言は、「Xは必ずYかZのいずれかである。然るに、XはYではない。故にXはZである」という形式の三段論法で、仮に「Xは必ずYかZのいずれかである」という前提が偽であるなら(言い換えると「XがYでもZでもないケースが存在する場合」)、このような推論を「誤った二分法」と呼ぶ。「誤ったジレンマ」またはただ単に「二分法」とも呼ばれる。英語では false dilemma の他に false dichotomy、excluded middle、bifurcation などとも言う。ここでは「好きでも嫌いでもない」や「無関心」などの「好き」「嫌い」以外の状況も考えられる。
なお、「XはYかZのいずれかである。然るに、XはYではない。故にXはZである」という推論において、非ZがY、Zが非Yと論理的に同値である場合、それは矛盾原理および排中原理に従った恒真命題となる(例「あらゆる自然数は素数か素数ではないかのいずれかである。2は「素数ではない」ではない。故に2は素数である」)。
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